2009/04/19 20:15:07
今から課題タイムなので、ちょっと中断して途中UPですよ。
<改善(しなくてはいけない)点>
・なんかキャラが定まらない
・びんづめがおかしい
・鳥のほうがおかしい
・猫のキャラが何も決まってない
・キャラが定まってるのが金魚だけだ
<改善(しなくてはいけない)点>
・なんかキャラが定まらない
・びんづめがおかしい
・鳥のほうがおかしい
・猫のキャラが何も決まってない
・キャラが定まってるのが金魚だけだ
「びんづめ少女金魚ばち」
・びんづめ少女(快活。一人称私)
・あや(比較的常識人。主人公)
・金魚になりたい少女(引っ込み思案で臆病で、自分の言いたい事を言えない子で、口癖が「うん、それでいいと思う」)
・鳥になりたい少年(なんか色々ぶっとんでる)
・猫になりたい少女()
0
びんづめ 突然ですが、ここに一つのビンがあります。中に何か入っています。(光にかざす。嘆息)
びんづめ ふたが固くて……、開きません。
びんづめ ……開きません。
びんづめ 開きません!(脱力)……皆さんならこんな時どうしますか? そうですよね! お母さんに頼みますよね!!
びんづめ おかーさーん! このビン開かなーい!!(ビンをかかげる。ビンを受け取って声と立ち位置変えて)あらー。本当ねー。んーっ。これはお母さんじゃ無理ねー。お父さんに頼みなさい? (声変えて)えーっ!? お父さんにー? ヤーダーよー。(声変えて)あら、なんで? (声変えて)だってお父さん臭いんだもん。(声変えて)こらこら、そんなこと言わないの。あんなハゲでオッサンで口臭くて髪臭くて服臭くてハゲでハゲでハゲでハゲ散らかっていたとしても、比較的まともにお金は稼いでくるんだからー。(声変えて)お前それ、どういう意味だ。(声変えて)お父さん!(声変えて)お父さん! ……いや、違うのよ。これは……。(声変えて)何が違うんだ! どうせ俺はハゲでハゲでハゲ散らかってて、金を稼いでくることくらいしか能のないオッサンなんだろ!(声変えて)違うよ! ハゲでハゲでハゲでハゲ散らかってる臭いオッサンだよ!(声変える)こら!そんな本当の事言わないの!(声変える)なんだよお前ら……。結局、俺のことなんか、嫌いなんだろう!?(声変える)違うわ!(声変える)何が違う!(声変える)違うのよ! ……だって私はハゲ専なんだもの!(声変える。感動して)お前―!(声変えて)あなたー!(抱き合うそぶり)
びんづめ ………はい。結局、開きませんでした。……だから、こうしちゃいます。
びんづめ これで開きました。でも、中に入っていたものは、どうなっちゃうんでしょうね。
びんづめ ……ホントに、どうなっちゃうんだろうね。
1
あや あかい べべきた かわーいい 金魚 おめめを さませば ごちそう するーぞ♪
あや ……どうしよう。……ねぇ、お前、どうすればいいと思う?
前を向いて、持ち上げた金魚に話しかける。
噴水の中から、そっと覗くびんづめ。
あや うちじゃ飼えないだろうし、大体私、ペットの世話とかできないだろうし……。
あや ああー! こんなことなら、金魚すくいなんてするんじゃなかったー!!
あや あ、噴水……。そうだ。そうだよ!
びんづめ、噴水から覗く。
あや この子だって金魚ばちとか水槽の中とかで暮らすより、こういう広いトコで暮らしたほうが幸せに決まってる! そうだよ、なんで私気付かなかったんだろう!!
辺りを見回す。びんづめ、隠れる。
あや 誰も、見てないし。しょうがないよね、私のせいじゃないんだし。じゃあね、金魚! ……自然に帰っても、強く生きるんだよ!
あや ……え?
びんづめ あ。
あや え、えーっと……。
間。びんづめ、ふと思いついたように。
びんづめ ……あっ! こんばんは。いい月夜だね。
あや え、ああはい、こんばんは?
びんづめ あ。私は「びんづめになった少女」。長いから「びんづめ」とでも呼んでくり~。
あや …………はあ。
びんづめ、ムッとする。
びんづめ ……反応薄いね。
あや えーっと、ごめんなさい?
びんづめ 普通、噴水の中から人が出てきたら、もっとビックリするでしょ! 常識的に考えて!!
あや ………常識。
あや えっと、常識……?
びんづめ そ。常識。
びんづめ、立ち上がり胸を張る。
あや え? 何? 何これ、夢?
びんづめ うん。夢だよ。
あや へぇー、夢なんだ……。えっ、夢なの!?
びんづめ うん。キミがそう思うんだったら、これは夢だよ。
あや わ、わけわかんない……。夢なら覚めろ早く覚めろ!!
びんづめ あはは。キミは面白いなー。
あや 面白いのは、アンタの今の状況だよ!! 何これ、何で当たり前みたいな顔して、人が噴水の中に潜ってるの!?
びんづめ まぁまぁ、落ち着いて。
あや これが落ち着いていられるか! 大体、リアクション求めたのはそっちでしょ!?
びんづめ ははっ、それを言われちゃおしめぇだ。
あや どんな切り返し!?
びんづめ、金魚に興味を持つ。
びんづめ あ。可愛い金魚だね。キミが飼ってるの?
あや へ? え、ああ。うん。飼ってるというか、買ったばっかりというか……。
びんづめ この子、名前は?
あや え?
びんづめ だから、この金魚の名前。何ていうの?
あや ……知らない。
びんづめ え? どうして?
あや だって、名前なんて、つけてないし。
びんづめ なんで?
あや ……名前なんてつけたら、捨てられなくなっちゃうじゃん。
びんづめ ……もしかして、金魚、捨てに来たの?
あや ち、違うよ! これは、その……逃がしに来ただけだから!!
びんづめ ふーん……。
あや ほ、ほんとだからね! 嘘なんて吐いてないから!!
びんづめ うん、そうだね。信じるよ。
あや だから私は悪くな……。え? 信じてくれるの?
びんづめ うん。私はキミのことを信じるよ。
あや え、えーと、それはどうも……。
びんづめ どういたしまして。
びんづめ あ。ところでキミの名前は?
あや え?
びんづめ まさか、キミの名前まで無いなんて言わないだろ?
あや ………あや。
びんづめ あや、ね。あや、あや、あや。うん、覚えたよ、あや!
あや そ、そんなに人の名前、連呼しないでよ!
びんづめ あやあやあやあやあやあーやーーー!!!
あや うっさーーーい!!
びんづめ あああああ、待って待って待ってちょっと待って!! もうふざけないよ、ふざけないから待って!!!
あや はぁ……。約束だからね。
びんづめ うん、約束するよ、あや!
・びんづめ少女(快活。一人称私)
・あや(比較的常識人。主人公)
・金魚になりたい少女(引っ込み思案で臆病で、自分の言いたい事を言えない子で、口癖が「うん、それでいいと思う」)
・鳥になりたい少年(なんか色々ぶっとんでる)
・猫になりたい少女()
0
「茶色の小瓶」を歌いながら登場。
舞台中央。
何かを持っている仕草をする。(ホントは持っていない)
舞台中央。
何かを持っている仕草をする。(ホントは持っていない)
びんづめ 突然ですが、ここに一つのビンがあります。中に何か入っています。(光にかざす。嘆息)
パントマイムで開けようとする。しかし、開かない。
びんづめ ふたが固くて……、開きません。
先程より強い力で再チャレンジ。
びんづめ ……開きません。
「んーっ」と声を上げながら挑戦。
びんづめ 開きません!(脱力)……皆さんならこんな時どうしますか? そうですよね! お母さんに頼みますよね!!
びんづめ おかーさーん! このビン開かなーい!!(ビンをかかげる。ビンを受け取って声と立ち位置変えて)あらー。本当ねー。んーっ。これはお母さんじゃ無理ねー。お父さんに頼みなさい? (声変えて)えーっ!? お父さんにー? ヤーダーよー。(声変えて)あら、なんで? (声変えて)だってお父さん臭いんだもん。(声変えて)こらこら、そんなこと言わないの。あんなハゲでオッサンで口臭くて髪臭くて服臭くてハゲでハゲでハゲでハゲ散らかっていたとしても、比較的まともにお金は稼いでくるんだからー。(声変えて)お前それ、どういう意味だ。(声変えて)お父さん!(声変えて)お父さん! ……いや、違うのよ。これは……。(声変えて)何が違うんだ! どうせ俺はハゲでハゲでハゲ散らかってて、金を稼いでくることくらいしか能のないオッサンなんだろ!(声変えて)違うよ! ハゲでハゲでハゲでハゲ散らかってる臭いオッサンだよ!(声変える)こら!そんな本当の事言わないの!(声変える)なんだよお前ら……。結局、俺のことなんか、嫌いなんだろう!?(声変える)違うわ!(声変える)何が違う!(声変える)違うのよ! ……だって私はハゲ専なんだもの!(声変える。感動して)お前―!(声変えて)あなたー!(抱き合うそぶり)
咳払いをして
びんづめ ………はい。結局、開きませんでした。……だから、こうしちゃいます。
ビンをかかげて、手を離すそぶり。
少し後、がしゃんと割れる音。
びんづめ、にっこり笑う。
少し後、がしゃんと割れる音。
びんづめ、にっこり笑う。
びんづめ これで開きました。でも、中に入っていたものは、どうなっちゃうんでしょうね。
ビンの欠片を一個拾うそぶり。
それを光にかざして、嘆息。
それを光にかざして、嘆息。
びんづめ ……ホントに、どうなっちゃうんだろうね。
暗転。お祭り風の音楽
1
上手から、浴衣を着て金魚を手に持った主人公、
「金魚の昼寝」を弱弱しく歌いながら登場。
寂れた公園。舞台中央には噴水。
「金魚の昼寝」を弱弱しく歌いながら登場。
寂れた公園。舞台中央には噴水。
あや あかい べべきた かわーいい 金魚 おめめを さませば ごちそう するーぞ♪
立ち止まる。溜息。
あや ……どうしよう。……ねぇ、お前、どうすればいいと思う?
前を向いて、持ち上げた金魚に話しかける。
間。
噴水の中から、そっと覗くびんづめ。
あや うちじゃ飼えないだろうし、大体私、ペットの世話とかできないだろうし……。
間。
あや ああー! こんなことなら、金魚すくいなんてするんじゃなかったー!!
あや、噴水に気付く。
あやが気付く前に、びんづめ、噴水の中に隠れる。
あやが気付く前に、びんづめ、噴水の中に隠れる。
あや あ、噴水……。そうだ。そうだよ!
びんづめ、噴水から覗く。
あや この子だって金魚ばちとか水槽の中とかで暮らすより、こういう広いトコで暮らしたほうが幸せに決まってる! そうだよ、なんで私気付かなかったんだろう!!
辺りを見回す。びんづめ、隠れる。
あや 誰も、見てないし。しょうがないよね、私のせいじゃないんだし。じゃあね、金魚! ……自然に帰っても、強く生きるんだよ!
主人公、金魚を噴水に逃がそうと振り返る。
噴水からのぞくびんづめと目が合う。
噴水からのぞくびんづめと目が合う。
あや ……え?
びんづめ あ。
あや え、えーっと……。
間。びんづめ、ふと思いついたように。
びんづめ ……あっ! こんばんは。いい月夜だね。
あや え、ああはい、こんばんは?
びんづめ あ。私は「びんづめになった少女」。長いから「びんづめ」とでも呼んでくり~。
あや …………はあ。
びんづめ、ムッとする。
びんづめ ……反応薄いね。
あや えーっと、ごめんなさい?
びんづめ 普通、噴水の中から人が出てきたら、もっとビックリするでしょ! 常識的に考えて!!
あや ………常識。
あや、びんづめを指差す。
あや えっと、常識……?
びんづめ そ。常識。
びんづめ、立ち上がり胸を張る。
あや え? 何? 何これ、夢?
びんづめ うん。夢だよ。
あや へぇー、夢なんだ……。えっ、夢なの!?
びんづめ うん。キミがそう思うんだったら、これは夢だよ。
あや わ、わけわかんない……。夢なら覚めろ早く覚めろ!!
びんづめ あはは。キミは面白いなー。
あや 面白いのは、アンタの今の状況だよ!! 何これ、何で当たり前みたいな顔して、人が噴水の中に潜ってるの!?
びんづめ まぁまぁ、落ち着いて。
あや これが落ち着いていられるか! 大体、リアクション求めたのはそっちでしょ!?
びんづめ ははっ、それを言われちゃおしめぇだ。
あや どんな切り返し!?
びんづめ、金魚に興味を持つ。
びんづめ あ。可愛い金魚だね。キミが飼ってるの?
あや へ? え、ああ。うん。飼ってるというか、買ったばっかりというか……。
びんづめ この子、名前は?
あや え?
びんづめ だから、この金魚の名前。何ていうの?
あや ……知らない。
びんづめ え? どうして?
あや だって、名前なんて、つけてないし。
びんづめ なんで?
あや ……名前なんてつけたら、捨てられなくなっちゃうじゃん。
びんづめ ……もしかして、金魚、捨てに来たの?
あや ち、違うよ! これは、その……逃がしに来ただけだから!!
びんづめ ふーん……。
あや ほ、ほんとだからね! 嘘なんて吐いてないから!!
びんづめ うん、そうだね。信じるよ。
あや だから私は悪くな……。え? 信じてくれるの?
びんづめ うん。私はキミのことを信じるよ。
あや え、えーと、それはどうも……。
あや、戸惑いながらお礼を言う
びんづめ、微笑みながら
びんづめ、微笑みながら
びんづめ どういたしまして。
間
びんづめ あ。ところでキミの名前は?
あや え?
びんづめ まさか、キミの名前まで無いなんて言わないだろ?
間
あや ………あや。
びんづめ あや、ね。あや、あや、あや。うん、覚えたよ、あや!
あや そ、そんなに人の名前、連呼しないでよ!
びんづめ あやあやあやあやあやあーやーーー!!!
あや うっさーーーい!!
あや、立ち上がり立ち去ろうとする。
びんづめ あああああ、待って待って待ってちょっと待って!! もうふざけないよ、ふざけないから待って!!!
体重をかけてあやを引き止めるびんづめ。
あや、溜息をついて、諦める。
あや、溜息をついて、諦める。
あや はぁ……。約束だからね。
びんづめ うん、約束するよ、あや!
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